朝出社して、夜帰宅する——一般的な会社員の生活スタイルです。自宅にパートナーなど同居人がいれば、ペットを留守番させることはありませんが、一人暮らしであれば、留守番せざるを得ません。

今回は「一人暮らしにオススメのペット」の性別についてです。人間も然り、総じて男の子はやんちゃな性格が多いように感じます。走り回ったり、いたずらしたり……そこがまた愛らしいと感じる人も少なくないのではないでしょうか。しかし犬に限っていえば“ジャンプするクセ”は見過ごせません。なぜなら「パテラ(膝蓋骨脱臼)」と呼ばれる関節の病気を引き起こす可能性があるからです。

小型犬に多く発症し、症状が酷くなると、歩行が困難になることも……手術が必要となる大変な病気です。私の愛犬・ねおもパテラがきっかけで手術をしました。

「ペットと賃貸」Vol.18 パテラ手術の全身麻酔から目覚めなかった愛犬(筆者/シティビルサービス札幌 津田芳典社長)
http://oneheart.fun/popular/pettochintai18/

犬種にもよりますが、オス犬の多くがジャンプをする性質をもっています。ソファーに跳び乗る、帰宅時にジャンプして出迎える、ジャンプしながら吠える……特に興奮状態のときには、何度も跳びはねる犬が多いのではないでしょうか。

在宅時はジャンプを静止することができますが、留守中は歯止めが利きません。犬をフリー(ケージに入れていない)にしている家庭では、チャイムや隣人の気配、物音、除雪の音、雷などで興奮状態となり、ジャンプしている可能性もあります。つまり、四六時中ペットと生活を共にできないのであれば、比較的おとなしいとされるメスが飼いやすいと私は考えます。

ワックスがけ、カーペット、爪切りなど、滑りにくい工夫を!

床の滑りもパテラをはじめ、さまざまなケガにつながります。賃貸であっても滑りにくいワックスをかけるなど、管理会社や家主に許可をとるといいでしょう。それが難しい場合には、カーペットを敷くことをオススメします。

そして肉球の間の毛をこまめにカットしてあげたり、爪を伸ばしっぱなしにしないことも、滑り防止として有効です。いまでは筋肉や骨をケアするためのサプリメントなんかも、よく販売されていますね。

“できる範囲でのケガ防止”は、飼い主の務めです。「知らなかった」ではなく、情報を収集して知識を身につけることが、より良い飼い主と言えるでしょう。愛犬がずっと元気であれば、あなたも幸せに暮らせるはずです!

【筆者紹介】
「シティビルサービス札幌」
津田 芳典(つだ・よしのり)社長

http://city-bld.net/

1980年札幌市生まれ。大手不動産賃貸会社で7年間勤務後、不動産管理会社に転職。11年独立。「ピタットハウス南郷7丁目店」「ピタットハウス中島公園店」「ピタットハウス北12条店」も運営。私生活では愛犬4匹(トイプードル、チワワ)と暮らす。

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