6月14日発売、わんにゃんハートの母体である月刊誌「財界さっぽろ」で「近隣自治体にも波及?続報!釧路管内・厚岸町が《野犬(ノイヌ)銃殺廃止》へ」という記事を掲載しています。

本誌4月号で道東の野犬銃殺問題を報じてから、約3カ月。厚岸町がこのほど、野犬の銃薬殺を廃止すると表明しました。

引き金となったのは、本誌で道東の野犬事情を知った道内外の愛護団体、愛犬家による強い抗議。中にはネット上で動物福祉向上を啓発する、ラベンダーリボンのメンバーもおり、SNSの影響力を強く感じるところです。

そもそも鳥獣保護法により、銃殺の対象となる「ノイヌ」の定義とは。生物学的にはペットの犬と同じでも、法のもとに銃器や薬を用いて駆除される命。

家畜を襲うこともある野生化した犬は、再び人と幸せに共存することはできるのでしょうか。人はどこまでその命を救う努力をし、どこで見切りをつけ、駆除の決断をするべきなのでしょうか。

記事では〝愛護砲〟を撃ち込んだ、神奈川県の愛護団体「犬猫救済の輪」と認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」のアドバイスや道民へのメッセージも掲載。厚岸町で胆嚢がない野犬の子を複数頭保護し、懸命に家庭犬の温かさを伝える道内の保護団体も登場します。

駆除から保護へ、潮目が変わった厚岸町。
野犬を生かす形で地域から一掃するには、かなりの覚悟と時間と協力が必要だと思います。

愛犬家はもちろんのこと、道内外で保護活動をされている方にも、ぜひご一読いただきたい問題提起記事です。All Hokkaidoで、真の解決を見出せますように。

7月号の購入は、全道の書店・コンビニエンスストアのほか、以下の当社オンラインショップなどからどうぞ。

財界さっぽろオンライン

https://www.zaikaisapporo.co.jp/publication/

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