先日発売された「財界さっぽろ」7月号では、野犬(ノイヌ)銃殺が廃止になった北海道厚岸町で保護された野犬の子にも触れています。
財界さっぽろオンライン
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画像の3匹は現在、札幌の保護団体「犬のM基金」さんが中心となってお世話している仔犬です。
3匹とも生まれつき胆嚢がありません。
画像1枚目のアイちゃんは、小さな身体と3本足で、いまを一生懸命生きています。低血糖のため、3〜4時間に一度、ブドウ糖の摂取が必要です。そのせいか飲水量が多く、一度に中型成犬並みの尿を日に12回前後するそうです。
犬のM基金さんのFacebookを通し、右後ろ足を切断する際から見守ってきましたが、アイちゃんは本当に頑張り屋さんです。お世話する人たちにしっぽを振る犬らしい姿に、いろいろと考えさせられます。
野犬の子は近親交配や過酷な環境などが影響し、身体に障害を抱えていたり、短命の子もいるとのこと。犬は自然発生する動物ではないため、この子たちのそう遠くない先祖は、必ず誰かが飼育していたはずです。適正な環境で終生飼育ができていれば、このように大変な思いをする子たちを減らせたのではないでしょうか。
「繰り返してはいけない」と思います。すべての犬や猫が、雨風を凌ぎ、お腹いっぱいにごはんを食べて、安心して眠れる生活を送ってほしいです。
いまは特に、銃殺や薬殺処分のなくなった厚岸の犬たちの「次なる居場所」を確保できるよう、微力ながら見守り、応援しています。
犬のM基金さんでは現在、ペットシートの支援を募っています。お気持ちを寄せていただける方はぜひ、 Facebookページで詳細をご確認ください。