レバンガ北海道で活躍する、札幌市出身の玉木祥護選手。愛猫家ということで、猫との暮らしや保護猫への想いなどをインタビューしました。
遠征時には、スマホで猫の写真をチェック
――愛猫について教えてください。
玉木 僕が抱いているのは、チャッピー(♂・推定5~6歳・mix)です。もう1匹、さまのすけ(♂・推定15歳・mix)という猫がいますが、ビビりなので、今日の取材には不参加です。
どちらも保護猫で、チャッピーは大学生活を終えて札幌に帰ってきたら、家にいました。父親が譲渡会を訪れ、目が合ったことから連れてきたようです。さまのすけは、僕が小学3年生からいます。その前にも猫がいて、これまたチャッピーという名でした。我が家では〝猫はチャッピー〟というルールがあります(笑)
――猫と暮らす魅力を教えてください。
玉木 とにかく癒されます。猫は犬よりも柔らかく、感触でいうと〝びよーん〟〝どぅるん〟って感じでしょうか。ツンデレな性格も可愛いです。
僕が家に帰ると、チャッピーは2階からダーッと走ってきて、歓迎してくれます。それを見て祖母は「あんたはご飯もあげてないのに、よくそんなに懐かれるねぇ」と不思議がります。多分、チャッピーは僕のことを遊び相手だと思っているんです。かまってほしいときにすり寄ってきて、可愛いなぁと撫でていたら、大体噛まれますが(笑)
――玉木選手にとって愛猫は、どういう存在ですか。
玉木 チャッピーとは毎日じゃれあっているし、さまのすけは子どもの頃から一緒に育ったので、いて当たり前の家族です。遠征時には、会いたいなぁと、スマホで2匹の写真を見返すことも。悩みがあっても、彼らに触れると安心できたり、また頑張れたりします。
保護猫も野良猫も、可愛いのには変わらない
――2匹とも保護猫とのことですが、社会問題でもある「多頭飼育崩壊」などについて、どう思われますか。
玉木 猫は確かに可愛いし、頭数が多いほど幸せを感じるのも、わからなくはないです。でも飼い主や猫自身に負担がかかる状況は、お互いに不幸ですよね。
寮生活だった頃、近くの野良猫にごはんをあげたことがあります。それから寮のドアを開けると、飛び込んでくるようになってしまって。だけど、可愛いだけでは飼ってあげられません。〝命あるもの〟として責任を持てる人が、猫と暮らすべきだと思います。
否定するつもりはありませんが、ペットショップの猫たちを見ると、狭いところで可哀想だな、と感じることもあります。猫種や血統書を重視する人もいますが、野良猫も保護猫も、みんな可愛いのには変わりないです。一緒に暮らせば、必ず愛情が湧きます。不幸な猫が減ることを願っています。
――先代のチャッピーくんは、18歳まで生きられたと聞きました。長生きできた秘訣を教えてください。
玉木 当時、僕は子どもだったので、祖母や両親が育てた猫ですが、ある程度自由にしていたそうです。犬のようにリードをつけて散歩させ、運動不足解消もしていたと聞きました。あとは良質な食事でしょうかね。
――これから猫と暮らしたい人に、メッセージをお願いします。
玉木 猫は言葉が話せないし、粗相もするし、カーテンを引き裂くこともあります。でも幸せや安心感をくれる存在です。出会いがあったら、大切にしてあげてください!
――最後に、女性もツンデレがお好きですか?
玉木 (しばし考え)やっぱり女性には甘えられると嬉しいです(笑)
――玉木選手、チャッピーくん、ありがとうございました!これからも仲良く楽しく暮らせますように♪