みなさんお久しぶりです。すっかり寒くなり年末ですが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は“愛犬にできる配慮と、他者にできる配慮”についてお話させていただきます。我が家では愛犬6匹と一緒に寝ているのですが、寝室には大きな窓があり、
車の通りもあることから、時折「音」に反応し、むくっと起き上がって吠えてしまうことがあります。

犬の耳はとても小さな音でもキャッチするため、玄関のチャイムはもちろん、小さな物音にも反応しますよね。私の実体験からすると、これから引っ越すような方は“なるべく音から離れた部屋を寝室にする”など、さまざまな音から遠ざける工夫をした方が良いと思います。

人間の睡眠とわんこの睡眠の質は、まったく異なります。わんこは自宅であっても、警戒心がゼロになることはないでしょう。そして飼い主側も睡眠を妨げられると、イライラしてしまうことも。わんこと良好な関係を持ち続けるためにも、ちょっとの工夫が大切です。

”吠えさせないための予防”は飼い主の務め

また、私のような多頭飼いの場合、ある一匹が吠え出すと、周りのわんこもつられて吠え出すことがあります。集団の中のリーダーとはまた異なる立ち位置で、臆病だったりシャイな性格のわんこに多く、吠えのトリガーとなる存在です。そしてわんこの興奮状態は、周囲に連鎖することがあります。

散歩中なども含め、吠えそうな場面において、私はこの〝起点〟となる一匹を、まずはケアします。通行人や他のわんこなどに吠えかかり、そのわんこも便乗して吠え出すと、収拾が付かなくなってしまうことも(汗)そこを予防します。

そもそも通行人も他のわんこも、吠えられて気持ちが良いわけがないのです。吠えるという行動そのものは、犬の防衛本能であったりするわけですが、飼い主の立場で「うちの子は吠えちゃうから仕方ない」と対策を怠ることは、褒められたものではありません。

散歩中だけならばまだしも、飼い主の留守中、1日に渡り、音に反応して吠え続けるわんこもいます。共同住宅であれば、隣人は大変な思いをしますよね。

ペットも飼い主もその周辺も、快適に過ごせるよう試行錯誤することが、飼い主の務めだと考えています。動物が苦手な人も、穏やかに暮らすわんこの姿を見ることで、少しずつ印象が変わっていったり、動物との共生に理解を示してくれるようになるかもしれません。

来年もみなさんが愛犬と楽しく過ごせるよう、応援しています!

【筆者紹介】
津田 芳典(つだ・よしのり)

1980年札幌市生まれ。大手不動産賃貸会社で7年間勤務後、不動産管理会社に転職。11年不動産管理会社を設立。24年に会社売却し、第二の人生として新たなスタートを切る。愛犬6匹(トイプードル、チワワ)と暮らす。

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