「ペットと賃貸」第5回目のコラムとなります。本日もよろしくお願いいたします。
コラムを書かせていただくようになり、はや5回目となりました。周囲には特に宣伝することなく執筆してきたのですが、知り合いから「見てます」という言葉をいただき、驚きました。
何を驚いたかと言いますと、このコラムやわんにゃんハートのサイトを見られているユーザー層は、私の中で「ペット飼育者」であったり、これからペットを迎えたい方が対象だと思っていたのです。しかし、単純に犬や猫がすごく好きで、でも迎えられない環境のため、こういったサイトを見て楽しんでいる…といったお話しをお聞きしました。
そういった方にも目にしていただけるのだと、新たな視点を参考にし、より内容を広げていこうと思います。
近隣へ配慮し、互いに気持ち良い暮らしを
前回のコラムでは、騒音問題についての対策をご紹介いたしました。
▼Vol.4「ペットとの暮らしで切り離せない〝騒音問題〟」はこちら
http://oneheart.fun/pr/pettochintai4/
玄関チャイムなどの物音を拾って吠えてしまうことや、それに対し、なるべく一緒にいてあげられる環境を…というお話をしたのですが、私自身、もう1つ取り組んでいることがあります。
それは、自宅に訪問予定のある知人や業者に「家の前に着いたら、まずお電話ください」とお願いすることです。これによって、突然チャイムが鳴るよりも、さまざまな対策ができ、騒音緩和に繋がります。
細かな工夫は他にもあるのですが、やはり共同住宅の認識として、ペット可=なんでもOKということではなく、近隣住民への配慮が大切です。ペット愛好家がマナーを守ることで、動物が苦手な方にも理解してもらえたり、バランスのとれた暮らしが実現できると思います。
一人ひとりの意識が高まれば、日本のペットマナーは向上、確立されていくはずです。
犬や猫が〝市民権〟を得られるように
残念ながら現在の法律では〝ペットはモノ〟とされています。しかし、私たち飼い主から意識を変え、より良い暮らしを送ることで、いつかは〝命あるもの〟として認識される日がくるかもしれません。
犬や猫を取り巻く社会的な変化への第一歩は〝ペットへの向き合い方〟から始まると思います。ワンちゃんやネコちゃんが市民権を得る…そんな世の中に近づくことを願っています。
彼らは全身全霊で癒しと愛情をくれる、尊い存在ですから!
【筆者紹介】
津田 芳典(つだ・よしのり)
1980年札幌市生まれ。大手不動産賃貸会社で7年間勤務後、不動産管理会社に転職。11年不動産管理会社を設立。24年に会社売却し、第二の人生として新たなスタートを切る。愛犬4匹(トイプードル、チワワ)と暮らす。