先日、環境省が発表した2020年度の全国の犬猫殺処分数は、23764頭。1974年度以降で過去最小とのことですが、これだけの尊い命が人の手によって刈り取られていることを思うと、言葉になりません。

北海道は収容数2162頭に対し、処分は139頭(6%)で、全国で最も命が繋がっています。これらの大きな要因は、保護団体の方々の尽力によるものと考えられます。さまざまな事情で保健所に持ち込まれた命を生かそうと、日々汗をかかれているみなさまに、心から感謝いたします。

救えなかった139頭に少しでも報えるよう、そしてまずは北海道の殺処分がゼロになるよう、わんにゃんハートも微力ながら、命を守るための情報発信をしてまいります。

一方で、これらの数字には、虐待死やペットショップなどへの流通時に亡くなった仔犬や仔猫、そして狩猟鳥獣の対象になっているノイヌなどは含まれていません。数字には含まれない命があるということも、忘れてはいけないと感じます。

コロナ禍によるペットブームで、これからどんな影響が出てくるかは、数年後のデータに反映されてくることと思います。何かのご縁で出会えた命、どうか最期まで一緒に泣き笑いし、幸せに暮らしていただきたいです。

わんにゃんハートはこれからも、同じ方向を見て犬や猫を救われている保護団体や個人の方、そして新たな家族との出会いを待つ保護っこたちを、心から応援しています。

※記事中の画像はすべて、過去に取材した際に撮影した収容猫・犬です。現在は里親募集していませんので、ご了承ください。

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