仁木町の貸切古民家宿「あずま」(は、保護犬を迎え入れたご夫婦で営んでいます。家族や親しい仲間での~んびりしてほしい――そんなコンセプトで昨年11月からスタート。始める前から、犬と一緒に泊まれる宿にすることを心の中で決めていたそうです。構想を巡らせながら、昭和モダン風にリノベーションを始めた頃。宿のご主人・加藤俊太郎さんは愛犬と一緒に工事現場に何度も足を運びました。

「娘が小学校に入った年に保護団体から譲り受けた『げん』は、いつもすごく楽しそうに走り回ってね。大工さんにも可愛がってもらって。でも、この宿が完成する前に、げんは亡くなったんですよ」

げんが自然の中を走り回る光景が、加藤さんの心の中に焼き付いていました。

「宿の運営が落ち着いたら保護犬をもらおう。そしてお客さんも愛犬と一緒にくつろげる宿にしたい」(加藤さん)

そうして今年2月、加藤さん一家に写真の茶々丸が加わりました。当時は生後2カ月半くらい。加藤さんは「保護団体のボランティアさんが温かく育ててくださったおかげでしょう。最初から穏やかなワンちゃんでした」と振り返ります。撮影時も落ち着いていて、くりっとした目の中にりりしさをのぞかせる茶々丸は、ただいま生後10カ月。カメラにも視線をくれ、看板犬として自覚が芽生えているのかも。

茶々丸は普段は宿の隣にある加藤家の自宅にいますが、フリータイムとなれば外で遊ぶのも大好き!「ふと見ると、茶々丸は宿に面した原っぱで穴を掘っています。茶々丸の落とし穴があちこちにありますよ」と加藤さんは笑います。

11月25日発売の雑誌「わんハート」でも、愛犬と泊まれる貸切古民家宿「あずま」を詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに♪

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